令和8年6月26日(金)・27日(土)川場村視察報告

2026.06.28

令和8年6月26日(金)・27日(土)の2日間の日程で川場村に視察に行きましたのでご報告させていただきます。

【世田谷区と川場村の関係】

世田谷区と川場村では、都市と農村との交流を通して、自然とのふれあいや人との出会いを大切にしながら、相互の住民と行政が一体となって“村”づくりを進めていこうという趣旨で、昭和56年に「区民健康村相互協力に関する協定(縁組協定)」を締結しました。

川場ベース(kawaba BASE)
川場ベース(kawaba BASE)
川場ベース(kawaba BASE)

   川場村では、三世代先を見据えた意思決定の仕組みとして「川場村100年憲章」を策定し、滞留・交流人口の維持、増加を図りながら、老朽化した村施設の更新を行うとともに、災害・有事への備えを行うことが謳われています。こうした理念を具体的な将来像へと繋げるべく、持続的な経済・文化発展の基盤をつくることを目標とした新拠点構想が生まれました。

今回の整備は、役場庁舎を中心にむらの学習館、交流ホール、エネルギーセンター、防災倉庫が連絡ブリッジによってつながっています。拠点施設は、これからの村の中心となるという意味を込めて「川場ベース」と名付けられました。これらの施設が村内外の人々に親しまれ、末永く愛される施設となることを期待しています。

世田谷区川場村広域用防災倉庫

 区は、地域防災計画に基づき、物資供給体制を強化するため、備蓄物資の保管スペースの確保に取り組むこととしており、現在の必要な保管スペースを示すとともに、新たに川場村から旧川場中学校の一部を借り受けています。

川場村立川場学園
川場村立川場学園
川場村立川場学園

 令和7年4月に、川場小学校と川場中学校が統合し、義務教育学校「川場学園」が開校しました。教育理念に「当事者意識をもって主体的に考え、判断し、行動する『川場ふるさと人材』の育成」を掲げ、「愛ある学び 人らしく」をモットーに、「子どもが主役の学校」を目指します。

 全国的にクマの被害が増えている理由として、シカの個体数が大幅に増えたことで、下草や若木が食べ尽くされその結果、森林の植生が乏しくなり、クマが身を隠しながら移動できる環境や、本来利用していた植物性のエサも減少しています。

さらに、有害鳥獣対策として設置されたワナにかかったシカの死骸をクマが食べる機会が増えています。これにより、クマが人の活動する場所の近くで食べ物を得ることを学習し、人里周辺への警戒心が薄れる一因になっていると考えられています。

また、狩猟者の高齢化や後継者不足によって猟師の数が減少し、シカやクマの個体数を適切に管理することが以前より難しくなっています。そのため、シカの増加による森林環境の悪化や、クマの行動範囲の拡大が進みやすい状況となっています。

このように、シカの増加による森林環境の変化、ワナにかかったシカをクマが利用するようになったこと、そして猟師の減少による野生動物の管理体制の弱体化が重なり合い、近年のクマ被害増加につながっているなどの説明がありました。

外山村長によるクマ対策