北海道へ行政視察に行ってまいりました。

2023.07.27

7月12日から二泊三日で議員として初めての行政視察に区民生活常任委員会として、行ってまいりました。
視察先は北海道千歳市、札幌市、旭川市です。
一日目午後は千歳市環境センターを視察しました。視察のテーマは
「ごみの発生抑制と資源循環に向けた取組について」です。
・事業者との連携協定を締結し、使用済みペットボトルを再び新たなペットボトルとして
水平循環させる「ボトルtoボトル水平リサイクル事業」の取組を推進していることや
ごみの発生抑制や省資源、省エネルギーにつながる施策を実施する小売店を「エコ商店」として認証し、商店と市民のごみ減量意識の醸成をはかっていることについて視察を行いました。
*ごみの分別を徹底して再利用すると共に、ごみを減らすことが重要であると考えます。こちらの取り組みを参考にし、世田谷区のケースに当てはめて考えていきたいと思います。

二日目午前は札幌国際プラザにて視察を行いました。視察のテーマは
「自助・共助・公助による多文化共生への取組について」です。
外国人が生活していくうえで必要となる、福祉や医療、雇用、子育て、教育などの暮しに関わる情報や相談を多言語で行う相談窓口「さっぽろ外国人相談窓口」を視察しました。
複雑な相談事や問題を共有し連携する一方、外国人が自らの力で問題解決に向けて行動できるような体制も構築するなど、自助・共助・公助の考え方のもと充実した支援体制を築いていると感じました。世田谷区は外国人の方が多い地域ですので同じような問題を抱えています。参考になりましたので世田谷区でのケースについて考えていきます。

午後は旭川市役所を視察しました、視察のテーマは
「デザインを生かした持続可能な都市創出プロジェクトについて」です。
旭川市は、ユネスコが実施するユネスコ創造都市ネットワークにおいて、令和元年10月31日にデザイン分野での加盟が認定されました。
家具・木製品、食品加工、機械金属などの多様なものづくり企業のノウハウを地域の強みとして、デザインを切り口にした産業振興や人材育成、文化の創造などに取り組んでいます。
また、デザインイベントの定期開催やキッズデザイン事業の実施などを通じて、市民に向けたデザインを生かしたまちづくりの普及啓発に力を入れているそうです。
担当者の説明で『デザインとは問題を見つけて解決すること』『デザインとは思いやり』
という言葉が印象的でした。

三日目午前は旭川市ICTパークを視察してまいりました。テーマは
「eスポーツを通じた地域創生の取組について」です。
eスポーツによる街中の賑わい創出やIT関連企業の誘致、最先端技術の導入などにおける地域経済の活性化、IT人材の育成に資するため、令和3年に映画館である旭川国民劇場を改修して「ICTパーク」を開設したそうです。
大型LEDビジョンや充実した音響・照明設備のほか、プログラミングを学ぶためのトレーニングジム、フリーWi-Fiが設置されたコミュニケーションスペースなどを完備し全国規模のeスポーツのイベント開催や就労支援の場として活用されているだけでなく、国籍や年齢、障害の枠を超えた多世代交流の場所としても機能しているそうです。
映画好きな私としては映画館の閉鎖は残念ですが、建物を壊さず座席も活用する取り組みにとても感動しました。
Eスポーツは今後ますますの発展見込まれております。また単なるゲームの枠を超えて伝統的なスポーツと同等の地位を気づくことが期待されています。世田谷区ではこのeスポーツにどのように関わっていくべきなのかこれから議論が深まることと思います。旭川市ICTパークは大いに参考になりました。

取り急ぎ視察のご報告をさせていただきました。今後、今回の行政視察をじっくり検証し世田谷区政に生かしていきたいと考えております。