文教常任委員会の委員会視察を6月30日から7月2日の期間で実施いたしました。
初日は愛知県岡崎市の市役所にて、「校内フリースクールF組」の取組みについての説明を受けました。
令和2年度に、中学校の校内適応指導教室から発展し、校内フリースクールF組としてスタートし、令和5年度には全20校の中学校に設置され、現在は小学校への設置を進めています。
F組には、校内でも信頼の厚いエース級の教員と、元教員などの支援員を中心とした支援体制を整え、生徒の個性や考え方に学校が適応していくことを理念としています。
世田谷区では令和8年度に「北沢学園中学校」の開校を予定しており、学ぶことが多かったです。
二日目の午前中は、京都府京都市立下京雅小学校で、国際理解教育についての視察です。
京都市の教育改革の中に、小中学校での多文化学習推進プログラムにおいて、国際交流協会が実施している、「PICNIK」を活用しています。
「PICNIK」は、京都市内の大学に在籍する留学生が、市内の小中学校での国際理解教育の授業へ参加し、子供たちの世界に対する理解を深め、多様な文化とのつながりを感じる機会とするものです。
世田谷区での、グローバル人材の育成や国際理解教育を一層推進する上での参考になりました。
午後からは兵庫県芦屋市立精道小学校にて、インクルーシブ教育についてです。
校内の教室ごとの仕切りを極力減らしていて、オープンな状態で授業が行われています。
障害のある子どもとない子供が、可能な限り同じ場で学ぶことを追求しながら、特別な支援が必要な子供たちの能力や可能性を最大限伸ばすため、特別支援教育コーディネーターを中心とした学校内の相談支援体制が充実していると感じ、とても参考になりました。
三日目の午前は最後の視察、大阪府枚方市立渚西中学校にてICT教育についてです。
全児童生徒にiPadを配布し、子どもたちが文房具の一つとして使いこなし、「いつでも」「どこでも」オンラインにアクセスできる環境を活用し、授業と家庭学習を結んだ学びに取り組んでいます。
また生成AIを活用し、事務作業の負担軽減や業務の効率化にも取り組んでおり、当区においても教育のDX推進は重要なテーマであるため、とても参考になりました。
今回の視察では、各地域での教職員の工夫や熱い想いを感じ、心を通わせた取組みが大切だと思いました。